9号車乗り場

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旅行記やら日記やら

ヨーロッパ周遊+αの旅⑨ イタリア編1

卒業旅行14日目

カイロからローマに向かう。

5:30起床。6:30からホテルのタクシーで空港まで送ってもらう。本当は6:30起床の予定だったが、休日で道が大変混むというので1時間早めてもらった。

カイロ国際空港はさすがアフリカの玄関口だけあって免税店やレストランが充実していた、なのになぜかバーガーキングに入った。エジプトでは生野菜は食べないと決めていたのについうっかりバーガーの生野菜を食べてしまったのでイタリアでお腹が痛くならないか不安だ。

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免税店でばら撒き用のお土産を買おうと思ったがエジプトらしいお土産はどれもイマイチ美味しそうではなかったのでピラミッド型のチョコを買うだけにした。ここでもステッカーは売っていなかったのが残念だ。店員のイケメンのおっさんに「ハロー你好こんにちは」と対アジア人挨拶フルコンボをされて面白かった。

10:10発の飛行機なので油断していたがなぜがボーディング開始が9時だったので慌ててゲートに向かう。なんでそんなに早いのかというと搭乗直前に本格的な持ち物検査があるからだった。なら最初からちゃんと荷物検査をしてほしい。14時頃ローマ着。一回の旅行で二回ヨーロッパに入る旅程も珍しい。ルクソールからの飛行機で出たおいしいケーキがまた出されたので嬉しかった。

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空港からホテルへの道を探してふらふらしていると、タクシーの運転手に話しかけられた。エジプトに慣れていたので丁寧に「宿まで直接€15で行ける、チップは要らない」などなど明朗会計を受けて安心した。

宿前に着くと普通のマンション。普通のホテルではなくairBを選んだのでオーナーが来ていなかったので鍵がかかっていて中に入れなかった。正直かなり疲れていて早く部屋に入りたかったので堪えたが、30分ほど待ったらバイクで颯爽と現れた。彼の英語はとてもわかりやすく、まるで教科書の登場人物のような英語だった。その上、観光上の注意やおすすめのスポットなど諸々説明してくれて宿の設備も(エジプトと比較してしまう補正もあり)とても良いものだったので彼とイタリアへの好感度が一気に跳ね上がった。イタリアは完全にノープランなので彼のくれたマップを元に明日以降の予定を組み立て、18時頃夕飯を買いに外出。

正直この宿の周辺はあまり治安の良さそうなところではないので不安だったが、タクシー運転手が教えてくれたBONCIというピザ屋へ行く。ピザの量り売りをしている店で非常に有名らしく、実際店前には人混みができていた。この店は買い方が難しかった。まず入り口の整理券を取る。→上の液晶に番号が表示されているので、自分の番号になるまでに何を買うか決めておく。→番号になったら店員に「どれをどのくらい(何切れ)買うか」伝える(指差しと英語で通じる)→量りの横のレジで精算。という流れ。大勢がショーケースの前にごった返しているので、予備知識なしの我々はどこが列なのか全くわからず右往左往してしまったのでもし、これを読んだ方が行くことがあれば参考にしてほしい。とても美味しいピザだった。

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今晩の夕食はピザと帰りに買ったソーセージ、ビール、ワイン、生ハム。イタリアらしいものを取り揃えた。なぜかオーブンを使うなど食材に手を加えるのが私の仕事になっているからピザを焼いた。旅行中2度もピザを焼く人がいるか?

明日は6:30起きだというのに、寝る前になんだかんだと話していたら午前2時頃になっていたらしい。最後の方はうつらうつらしていたので何を話したかすらよく覚えていないけれど明日に響かないように願った。

 

卒業旅行15日目

2週間を超えた。今日は7:30に家を出てバチカン市国→トレビの泉周辺の観光をする。バチカン美術館には有名なアテネの学堂やシスティーナ礼拝堂天井画などがあるのでローマに来たら行きたいと思っていたが、ここまでの旅行で手一杯で予約をしていなかったので9時開館の前に並ばなくてはいけない。

列に並ぼうとすると外国人から「予約はしてあるのか?してないなら俺たちのオフィスに来て優先券を買え、並ばないで入れるから」と話しかけられるが、どうせ転売か詐欺なので全てパス。この時間に並べばそんなかかることはない。優先列の様子を見に行った情報によると自分らの列より伸びていたとかいないとかなので正解だった。実際5分ほどでチケット購入までできた。さて中は、正直そこまで彫刻とかに興味があるわけではないのでなんとも言いにくい。ただ天井画や壁一面の壁画を眺めているだけで圧倒されるし、多少はキリストとかその辺の話を知っているから絵が伝えたいこともなんとなくわかる。洗礼を受けたわけでもないのになぜか心が綺麗になった気になるのは日本人的だと思う。バチカンと言われて思い浮かべる広場にも行った。

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昼食はバチカンの近くにあったsatiricusというイタリア料理店で食べた。本場のフェットチーネを食べてその食感(と巻きやすさ)に大ハマりしてしまった。

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食後は散歩しつつトレビの泉に向かう途中、パンテノンやスペイン広場などがあるのでそこを回る。ローマの休日は以前一度だけ見たことがあるので実際に行けると思うと楽しみだったが、階段でジェラートを食べることが禁止されていることや別に自分が真似したところでどうにもならないことを思って悲しくなった。散歩中、レストランの前を通ると毎回しつこい客引きに合う。「もう昼飯は食べた。」と言っても「じゃあ名刺渡すから夕飯食いに来てくれ。」と続くので商魂たくましいのかと思いきや、調べたところおしゃべり好きな国民性なだけということだ。

さてスペイン広場を実際見ると確かに綺麗な噴水に白い階段と街並みで良い場所だったがそこまで特徴的な広場でもなく、いわゆるがっかり観光地だった。噴水の水を飲んでいる人が多かったのは衝撃的だ。

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トレビの泉はやはり大勢の観光客がいてみんなコインを投げ込んでいた。¢50コインを投げ込んでいる横で友人が5円玉を投げ込んでいた。お賽銭じゃないんだから。

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もう少し見所を回る予定だったが、全員の体力が限界を迎えたので地下鉄で宿に戻る。全員がベッドに倒れこんで動けなくなったが夕飯を食べに行かないといけないので、夜食の買い出しも兼ねて宿近くのspaghettiという直球ネームのパスタ屋に行きここでもシーフードのフェットチーネを食べた。宿近くで美味しくて雰囲気のある店というみんなの要望に合わせて探した店だったので満足してもらえて嬉しい。

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スーパーではビールとワイン、生ハム、渦巻きソーセージを買ったが、結局ビールを飲む前に全員力尽きて寝てしまった。