はじめに
遅めの夏休みで京都の海沿いのほうを旅してきました。
目次
旅程
日 | 時間 | 場所 | 備考 | マップ位置 |
---|---|---|---|---|
9/18 | 23:40 | 東京駅八重洲口発 | ||
9/19 | 6:00 | 京都駅八条口着 | ||
8:38 | 京都駅発 | |||
10:11 | 東舞鶴駅着 | |||
13:00 | 軍港めぐり遊覧船 | |||
時間次第 | 舞鶴引揚記念館 | レンタサイクル必須 | ||
17:00 | カースタ天橋立宮津店 | |||
18:00 | 橋立ベイホテル着 | |||
9/20 | 8:30 | チェックアウト後、伊根に移動 | ||
9:30 | 伊根の舟屋の遊覧船 | |||
時間次第 | 伊根の舟屋の遊覧船 向井酒造 あうらカフェ など |
|||
時間次第 | 天橋立付近に戻って 天橋立傘松公園 元伊勢籠神社 真名井神社 知恩寺 など |
|||
15:30 | レンタカー返却 | |||
16:12 | 宮津駅発 | |||
18:01 | 城崎温泉駅着 | |||
18:30 | つるや旅館着 | |||
外湯めぐり | 御所の湯・柳の湯が木曜定休なので、この日に入る | |||
9/21 | 7:00 | 鴻の湯 | ||
8:00 | 宿で朝食 | 荷物預けて外出 | ||
9:00 | 城崎温泉ロープウェイ | |||
温泉街に戻って外湯めぐりの続き、散策 | ||||
16:31 | 城崎温泉駅発 | きのさき20号(特急) | ||
19:01 | 京都駅着 | |||
夜の京都を徘徊 | ||||
23:10 | 京都駅烏丸口発 | |||
9/22 | 6:51 | 東京駅日本橋口着 |
9/19
乗車時間6時間という絶妙な時間で京都に着いたせいで逆に寝られなかった。
舞鶴行きの特急まで時間があるので京都駅周辺を散策してみる。この時間はまだ観光客がいなくて快適。
途中信号トラブルで40分ほど遅延したせいでかなり慌ただしくなったけど、東舞鶴駅に到着。隣はもう福井県なので、かなり遠くまで来たなと感じる。
最初に行ったのは北吸隧道。海軍の物資輸送 のための鉄道がとおっていたらしい。近くにはレールの名残やら駅舎の名残やらが保存されていた。
舞鶴(というか軍港があるところ全般そうだけど)の楽しみは軍港巡りの遊覧船。ド平日だったので、遊覧船も最前列右側の特等席を取れた。遊覧船は港内を反時計回りに回るので、右側席のほうが停泊中の船をよく見ることが出来る。この日は平日だったので艦上で作業をしている自衛官がいて見ごたえがあった。時々手を振ってくれる。
赤レンガパークでレンタサイクルを借りて30分ほど坂道を登って、舞鶴引揚記念館に向かう。舞鶴引揚記念館までは遠いのでレンタサイクルで行く場合は気を付けてください!としっかり注意書きがされていたけど、まあ確かにかなりきつかった。高いけど電動自転車(2000円)を借りないと死んでしまう。
第二次世界大戦後に大陸から引き上げてきた人たちと舞鶴の歴史が詳細に説明されていて、遠かったけど来るべき場所だと思った。特にシベリア抑留についてこれだけ細かく説明されている博物館はないのでは?
舞鶴を後にして宮津駅、宮津駅でレンタカーを借りて天橋立に向かう。
天橋立は夜にライトアップされているというので見に行ってみたが、どうにも空模様が怪しく、着いたあたりから遠雷が鳴り始めた。数枚写真を撮って早々に撤退してホテルまで運転していると、どんどん雨脚が強くなり台風かというくらい降り始めた。ホテルの駐車場からロビーまで走るだけで全身が濡れてしまって散々だった。
9/20
寝落ちしたところから目が覚めた。2日目は朝から伊根の舟屋に向かう。車のガレージのように船を家に直接乗り付けられるようになっているのが特徴的で、船のタクシーも運行されている。
タクシーに乗るのも面白そうなのだが2人~でないと乗れないとのことで、遊覧船に乗った。船着き場ではカモメの餌にかっぱえびせんが売られていて、結構な人数が餌やりをしていた。カモメもそれをわかっているからずっと船について回る習性が付いているらしい。
今までいろんなところに行ったけれど、伊根の町並みはここでしか見られないから新鮮でたのしかった。古い町並みではあるけど、観光客向けにおしゃれなカフェにリノベーションしたり道もきれいになっていたりと、天橋立まで行ったら足を延ばす価値がある場所だと思った。間違いなく、行って良かった。
伊根を出て、天橋立傘松公園に向かう。天橋立まで来たのに昼間の天橋立を一度も見ていない。
この日もずっと曇っていた(雨予報が降らなかっただけ運がいいのだが)ので、満点の景色ではなかったのだけれど、良く見る写真と同じ景色を見ることが出来てとても満足した。
宮津駅まで戻ってレンタカーを返却して、電車で城崎温泉に向かう。宮津駅から豊岡駅までの普通列車は通学需要があるみたいで、高校生で満員だった。そんななかキャリーを引いて乗り込んだ大人1人はかなり浮いた存在だったかもしれない。
城崎温泉駅から15分ほど歩いて、つるや旅館にチェックインした。小さめの旅館だが、とてもホスピタリティにあふれたいい宿だった。内装もきれいにリノベーションされていたし、無料の貸切風呂もあったし、チェックアウト後も外湯めぐり用のタオルと、地域で作った米をいただいた。
城崎温泉は町全体で温泉街としてやっていこうという(共栄共存とかいってたかな)取り組みをしているらしく、ブラウザから各温泉施設の込み具合が参照出来たり、外湯めぐり道具を旅館で貸してもらえるなど今までの温泉街より客に親切な気がした。あと廃墟化した建物がなく、町全体がきれいで清潔感がある気がする。
取り急ぎ、明日が定休日の「御所の湯」と「柳の湯」に入りつつ散策に出かける。風呂に入って地ビールを飲みながら夜の温泉街(しかもほとんど人がいない)をふらふらした。
9/21
朝風呂に、宿の隣にある「鴻の湯」に行った。普段は朝風呂なんて絶対しないけど、しっかり7時に起きて(これはもう仕事のせいで勝手に目が覚めるけど)一番風呂を決めてやった。
昼から雨予報だったので、早めにチェックアウトしてロープウェイで城崎温泉の展望台に行った。
ロープウェイが結構混むらしいと聞いていたが、始発便に乗ったせいか、自分のほかには外国人カップルが一組乗っているだけだった(案の上、帰りにすれ違った登り便は結構混雑していたようだった)。ロープウェイの添乗員のおじさんが流ちょうな英語で観光案内をしていた。
個人的に、温泉がどうこうより一番楽しかったのは城崎文芸館だ。「城崎にて」の志賀直哉はじめ、城崎にゆかりのある文人についての資料館で、時間さえあればいくらでも長居できる場所だった。あと街中で一番きれいなトイレがあった。さすがにシーズンの時はそんなことないのだろうけど、2時間はいて自分以外誰も入ってこなかったから、みんなもっと行くべきだと思う。外国人が来ないから仕方ないのか。
無事外湯7か所を巡り、特急きのさきで京都駅まで引き返す。やはりこの電車もほとんど空気を運んでいる状況で、快適だった。観光列車の瑞鳳がちょうど来ていたようで、城崎の駅前で歓迎イベントをやっていた。
帰りのバスは京都駅を23時発なので、時間まで京都市内を徘徊することにした。
深夜でも参拝可能な八坂神社に向かうつもりが、なぜか平安神宮と勘違いして知恩院沿いをぐるっと回っていく羽目になった。真夜中のあの辺り、本当に真っ暗で普通に怖かった。
八坂神社にはぽつぽつと観光客がいた。まだまだ時間があるので、歩いて産寧坂のほうまで行った。途中、八坂の塔が突然現れるのでとても驚いてテンションが上がった。
調子に乗って産寧坂を登ったが、当然こんな時間(21時半とか)になにかやっているわけもなく、ただまっくらな坂道を登って足を痛めた。見覚えのあるお土産屋さんが見えたときは少しほっとしたが、ここまで来てしまうと夕飯を食べる時間もなくなっていて、痛めた足を引きずって駅まで行く羽目になってしんどかった。
さて、何とか22時半くらいに京都駅にたどり着いたが、もう夕飯を食べる時間もなく、最後の食事はコンビニのおにぎりになってしまった。当然帰りのバスも6時間くらいの乗車時間だったのでろくに寝れず、帰宅してからしっかり寝直すことになった。
感想、おわりに
京都自体はもう何度も来たことがあったが、海側に行ったことはなく、一度行きたいと思っていたのでとても満足度の高い旅になった。伊根はいつかのテレビで見てからずっと行きたかったし、天橋立は小式部内侍の天橋立の歌が好きだから踏んでみたかったし、鎮守府も残すところ佐世保だけとなった。城崎にてを読んでから行きたかったがどうしても時間がなかったので、近いうちに読んでみようと思う。
あと、京都に人と行くと、夜は大体ちょっといいご飯食べようとかなるところ、一人だとこうして徘徊できるのは一人旅の良さだよなと思った。
京都駅のUFJのATMの場所覚えてたのは我ながらすごいなと思った。