9号車乗り場

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旅行記やら日記やら

友人を誘うことの話

 私は遊びに行くのはとても好きである。それが一人でもいいし友人と行くのでもいい。ただ友人と行くとなると私はどうしても苦痛に感じることがあるのだ。今回はそれについての自分の思いを書いてみる。

第一に、私は友人を誘うことがとても苦手だ。予定を聞く、自分の要求を伝える、そのために時間を割いてもらう、という3ステップがどうしても苦痛なのである。自分の要求を伝えるときには「相手は行きたくないのかもしれない、でも仕方がないから相手してくれているのではないか」。予定を聞くときには「もし埋まっていたら断らないといけない、それは相手にとって苦痛なのではないか」。など誘うことをためらうようなものが私の脳内を駆け巡るのである。当然自分が逆の立場であれば、どんなことであれ誘ってもらえたら嬉しい。都合が合わなければ素直に行けない旨を伝えて終わるのだし、であれば自分が声をかけたとしても相手がそんな嫌な思いをするはずはないというのはわかっている。それでもどうしても不安をぬぐい切れないのだ。

第二に、だれを誘うべきか判断できないため声をかけるのをためらってしまう。メンバー全員の交友関係や親密さなど考えたらきりがないことを際限なく考え続けてしまうのだ。だから、すでに何度も一緒に遊びに行っているグループでもない限り自分から複数人を誘って予定を立てるということが出来ない。上記の原因と同じように「もし誰それがいるなら行きたくないけど仕方ないか」というような気持ちにさせたらという不安が前面にでてしまう。またこれは自分勝手な事情なのだが、私は往復の車内などは1人でいたい。いわゆるスマホ依存症であるからスマホに触りたいというのもそうだが、ずっと人といると気疲れしてしまうのだ。だから住んでいるところが近い人だと帰宅するまで話さないといけないし誘いにくいと思ってしまう。

以上の様な理由を抱えているため私は人と遊びに行く機会が非常に少ない。誘われることはあるので機会がないわけではないが、いわゆるフットワークの軽い人というのは自分から友人を誘うのを苦にしないのであろうし、率直に羨ましい。先日勇気を出して友人に誘いをかけたのだが、その時は運よく予定が空いており遊びに行くことに成功した。これを一つの成功体験として今後につなげていきたい。