9号車乗り場

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旅行記やら日記やら

ヨーロッパ周遊+αの旅② イギリス編-2

卒業旅行3日目
この日も雨。5時起床。6時にホテルを出てレンタカーを借りに行く。併設のサブウェイでコーヒーをこぼして酷い目にあった。狭いレンタカーに5人乗り込んで出発…しようとしたが、サイドブレーキの場所諸々一切わからず結局予定より1時間遅れで出発した。
当初予定していたハートフィールドというプーさんの舞台になった村は時間の都合で飛ばしてストーンヘンジへ。さすが世界遺産と言うべきかしっかり日本語のパンフレットも用意されていた。ふらつくくらい風が強かったが、バスに乗りストーンヘンジの近くへ行くと日本人観光客のグループと何度かすれ違った。ストーンヘンジ型のチョコレートをお土産に買った。ストーンヘンジと聞くとあの積まれた石だけをイメージしがちだが、あれ以外にも当時の人々の家の遺構もありそちらも十分楽しめる。

これこそストーンヘンジだというような写真を撮ることが出来た。曇天がいい味を出している。


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今日の宿はオックスフォード郊外にあるのでそのままそこへ向かう。童話の世界に出てくるようなレンガ作り2階建てのおしゃれな建物でパブも併設されている宿だ。

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地球の歩き方を読んでいたらオックスフォードのクライストチャーチハリーポッターの食堂シーンのロケが行われていたと言うことを知り行こうとしたが、時間が足りず敢え無く断念。車で夕飯を食べに行った。少しおしゃれな感じのする店に行ったが結局はイギリス飯。オニオンスープとトンカツのようなものを注文したが、オニオンスープは良いとして安売りの肉のようなトンカツに£30出したと思うと日本食が恋しくなる。イギリスにいる間は仕方がない。思い返せば店内でおばさんが大笑いしていたしそれほどの店でもなかったのかもしれない、いい店ならうまい保証もないけれど。

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卒業旅行4日目
7時起床。今日はロンドンの西にあるコッツウォルズという地方に向かう。ここは昔ながらのイギリスの街並みがそのまま保存されているところで、イギリス1美しい街並みと言われているバイブリーという村もある。
グロスターという村のグロスター大聖堂の廊下はホグワーツの廊下のロケで使われていることを知り、前夜のリベンジで向かった。ちゃんとした日本語の案内紙があり、やはり日本人観光客の需要があることとハリーポッターの影響の強さを感じた。ロケ地の廊下では撮影されたシーンを紹介するパソコンが置かれており大興奮した私は友人と共に同じポーズで写真を撮ることに。ハリーとロンが話しながら歩いてくるシーン、クレィルがスネイプに胸倉を掴まれているシーンを再現した。あまり観光客もいなかったのでいい写真になったと思う。

外観もホグワーツ感に溢れている。塔の上とか絶対フクロウ小屋だと思う。

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本来なら次にストラトフォードアポンエイボンというシェイクスピア生誕の地に向かう予定だったが時間が押していたため、バイブリーへ。アーリントン・ロウという街並みは14世紀に建てられたものがそのまま使われており、現在はコテージになっているようだ。綺麗な小川が流れており、ホテルもあるなど小さいながら観光地として出来上がっていた。イギリス1美しい街並みと称えられた景色は確かにその通りで、古い町並みに流れる小川と小さな橋に曇り空がマッチして、暗い自然の美しさのあるイギリスの田舎町然としていた。地球の歩き方に載っていた撮影スポットからアーリントン・ロウの街並みを写すと本当にらしいものになった。教会は歩き方にも載っていなかったがこじんまりとしたいい感じの場所で、中から子供たちの声が聞こえていたから保育所なども兼ねているのかもしれない。

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そのまま2時間ほど北上してノーザンプトンという街へ。ここは革靴工場が多くあり、私は一切知らないが有名なブランド靴を日本よりかなり安く買えるという。友人の1人が革靴を買いたいというので向かった。たしかトリッカーズというブランドで5万円くらいの靴を買っていたと思う。it's my size!!!とか叫んでてめちゃくちゃ面白かった。アジア人の若者5人がぞろぞろと入れるような店ではなかったが、心の中で謝りつつ場違い感を黙殺して普段なら触れることもない高級皮靴を眺めていると一切興味はなかったはずが欲しくなってくるから不思議である。旅行中とはいえ5万円ポンと出せるほどは財布の紐を緩めていなかったので買わなかったが、たしかに好きならば買いたくなる魅力はあった。
今晩の宿、ヒースロー空港の近くのazizManzilというairBへ。オーナーに「ベッド4人分だけどお前ら5人どうやって寝るんだ?」と聞かれ「ソファで寝るからタオルケットだけくれ」と答えて笑われた。部屋のど真ん中に洗濯紐を通して服を大量に干しつつ料理をする我々は宿泊というより生活をしていた。
空港内の M&Sというスーパーで買ったギネスビールと冷食ピザを備え付けのオーブンで焼いた。以前アメリカに行った時も同じようなことをした甲斐あってか程よい焼き加減になった。前回のサンタフェで起きた「焼いてくれたら食うから焼いてくれ寝落ち事件」とほぼ同じメンバーだったので不安だったが、今回はちゃんと起きて食ってくれた。明日の6時起きに備えて日付変わるあたりで就寝。

 

「焼いてくれたら食うから焼いてくれ寝落ち事件」↓

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