9号車乗り場

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旅行記やら日記やら

面倒な、食事という作業の話

 本記事は私が実家暮らし男子大学生という前提を踏まえて読んでいただきたい。

 

 食事がめんどくさい。こう感じるようになったのはいつからか覚えていないが、私からすると①やっていた作業を切り上げ②食卓に着き③30分ほど椅子に座って作業をする、なんとも面倒な工程でしかないのだ。「1日1食でもなんとかなる」というとよく「羨ましい」「太らなくていいね」と返ってくる。そうではない。私からすると食事を3度毎日続けられる精神のほうが羨ましい。

 言っておくが私は食が細いわけではない。食べようと思えばつけ麺400gに茶碗一杯の米を食べるくらいのことはできる。しかし普段の食生活を見返すと「朝:抜き、昼:気分でパンをかじる程度、夜:米一杯に付け合わせ」程度しか食べていないので見事シンデレラ体重を維持し続けている。さすがにこれではまずい、見栄えも悪いから如何にせんと思い検索してみると検索サジェストには「食事 面倒 なぜ」などの語が並ぶ。なるほど私と同じ悩みを持つ人は一定数いるようで、いくつか解決策を挙げてくださっているサイトもある。しかし、そうした記事を読んでいると彼らのほとんどは一人暮らしで、食事が面倒というより準備片付けが面倒だという意見であった。なのでここでは実家暮らしの私がこうなった原因を分析してみる。

 

①食事=栄養補給

 私は食べることを生きるために必要な行為としか思っていない。要するに機械に燃料を補給するのと同じ感覚である。極論、サプリのみでもなんとかなる環境になったら食事をやめかねない。例えばパンの山を見て多数の人は「あんぱんよりメロンパンのほうがいいな」とか思うのかもしれないが私は「適当に取ったけどまあまあカロリー高いしこれでいいや」程度である。食事が好きな人は「楽しいから」という理由をよく挙げるが何が楽しいのかご教授願いたい。

 

②食事に対する恐怖

 私のおなかが弱いという話は以前書いたが、このことも影響していると思う。朝家を出る前に何か接種しただけで腹痛を起こすというのは大きなストレスだ。通学の電車内で下したらどうしよう、朝番のバイト中に下したら……などと考えると、よし朝飯を抜こうとなる。朝飯に限らず「昼食べたら午後の授業中眠くなるから」「夕食食べすぎると体によくなさそうだから」など食事にリスクをリンクさせてしまっている。大学生でいるうちは遅刻しようが授業中寝ようがなんとかなるものの、今から社会人生活が不安で仕方ない。

 

③食事より優先したいことが多い

 冒頭にやっていた作業を切り上げないと食事ができないから面倒だと書いたが、要するに食事の優先度が低いのだ。作業といってもスマホをいじっていたとか動画の途中だからとかの傍から見れば食後に再開すればいいのでは?くらいのことだが、私にとって食事よりそれを継続する方が重要なのだ。

 

④食費がもったいないと感じる

 私の家の場合昼ご飯は自分で調達しなくてはならないのだが、そうなると興味のない食事にお金をかけたくないとなる。真に浅はかな考えだと自覚しているが、昼飯に400円のコンビニ弁当を買うならその分趣味に回した方がよほど有意義だと考えて抜きにしたり、100円の菓子パンで済ませたりという行動をしてしまうのだ。昼飯を買うというだけでこうなのだから仮に一人暮らしになったらどうなるだろう、考えただけで恐ろしい。

 

⑤食事が遅い

 食事が遅いと当然周囲を待たせることになるが私はこれがたまらなく嫌なのだ。自分のせいで、自分と食事をしてくれる人を待たせ、気を使わせてはいないか気が気でない。もう一つ、食事が遅いと料理が冷めてしまい味が落ちるせいで余計に食指が伸びなくなるということもある。

 

自分で気づいた理由だけでもこれだけあるのだ。しっかり分析すればまだまだ原因が浮かび上がるとは思うがそこまでする気はないのでここまでに留める。

当然自分なりの対策もしているのだが、例えばマナー違反であることは承知の上、一人で食事をする際に食事をしながらスマホを触るということをやってみた。最悪であった。食事が上の空になって味も印象に残らず余計に時間がかかるようになった。ほかにも食事を小分けにするなどしてみたのだが諸事情でなんの解決にもならなかった。正直もうどうにでもなれと投げてしまいたいが自分の体のことなので、せめて63kgを目指していきたい。この記事を自身のスローガンとする。

 

 

 

唯一改善効果があったものといえば、北海道の食事であろう。