9号車乗り場

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旅行記やら日記やら

ヨーロッパ周遊+αの旅④ スコットランド編2~ドイツ編1

卒業旅行7日目
8:30起床。今日はヒースローを経由してドイツのミュンヘンへ。インヴァネス駅前でタクシーを捕まえて乗り込むと運転手に英語に何かを話しかけられた。一切わからない。運転手はシートベルトをしていなかった。
歩き方にはインヴァネス空港〜インヴァネス市街が10〜12£と書かれているが、行きは25£、帰りは30£取られた。料金メーターの横に行きは2、帰りは3とか数字が書かれていたので、もしかしたら10〜12の基本料金に掛けられているのかもしれない。
インヴァネス空港に想定より早く着き、チェックイン機でバウチャーを出そうとしたところ紙切れか何かでカウンターに行けと指示された。「チケット発行中に機械が壊れたって英語でなんていうんだ」と話し合った上でカウンターで無事チェックイン完了。ここで地球の歩き方をどこかに置いてくるという重大なアクシデントが発覚、イギリスの歩き方は肌身離さず持ち歩いていたが他国のものをどこかの宿において来たようだ。(ここを書いているのを見た友人に「アクシデントってかお前のミスだろ」と言われた。その通りです。)さらに飛行機が12:25の出発時刻になっても到着しない。それだけならまだよかった。どうにか乗り込み飛行機に乗っても一向に飛び立たず、CAにバウチャーを見せたところ「その乗り換えはもう無理だから次の飛行機に乗ってくれ」と言われた。いや次の飛行機だと宿のチェックインに間に合わないのだが。結局80分遅れの13:45にフライト。15:30にヒースローに着いたが、そもそも乗る予定だった飛行機は15:30だったので当然間に合わず。

インヴァネス空港にはタラップがない(多分)ので飛行機まで徒歩で向かう途中に写真を撮った。見ての通り何もない。前の記事に乗せた平屋と管制塔があるだけだった。

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あまりに暇だったのでロンドンの日本食チェーン店wagamamaに入り17時頃早めの夕食にした。私が注文したyaki udonは日本で食べるそれとほぼ同じ食事で美味しかったし日本食欲を緩和してくれた。しかしwagamama ramenを頼んでいた友人は「葬式の時に出るあったかいそうめん、お吸い物みたいな汁」と評するほどの味だったようだ。

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結局、遅れに遅れ19:00発くらいの飛行機にバラバラに搭乗した。前の席の友人と話していたら隣にいたおばさんが「席変わってあげようか、私もその隣友人なの」的なことを言ってくれて席を代わってくれた。英語で何か言われたらとりあえずyesといってしまう日本人なので、その時もyesとしか言えずさすがにおかしいだろうと何か言おうとしても語彙が出てこなかった。こういうことがあるたびに英語を勉強しようと思うのだがどうにも日本に帰ってくるとやる気にならないから留学って大事だと思う。

20:30ミュンヘン空港着。英語圏外への旅行が初めてなのでとても緊張する。併設のスーパーで夕食(イギリスからどのくらい改善されるかに掛けてサンドウィッチを買った)とビールを買い、レンタカーで宿のpension wessへ。
このpension wessが最悪だった。レイトチェックインをしたため係員はおらず、それはいいが自分たちの部屋の鍵がフロントの奥にしまわれていてまずフロントに入り込まなくては部屋に入ることすらできなかった。しかも5人で予約したにも関わらずなぜが部屋の設備が3人分しか用意されていなかったので毛布もタオルも足りなかった。散々文句を言いつつ1時頃就寝。

 

卒業旅行8日目
7:30起床。朝から猛吹雪だが車に乗る頃には小雪になっていた。イギリスと同様この国も天候の変化が激しいのかもしれない。今日はダッハウ収容所とリヒテンシュタイン城(リヒテンシュタイン公国ではなくドイツにある)を観光したのちシュトゥットガルトという街に宿泊する。今日は私の海外運転デビューの日ということもあり緊張する。
出発した時は小雪だったが少し走るとまた雪が降り始め、しばらくすると晴れになった。いったいどんな気候変動かと不安になるがこれがヨーロッパの普通なのだろうか。
まずダッハウ収容所に向かう。ここはナチスドイツが最初に作った収容所であり想像以上の規模だったし日本史を大学で研究した心が高鳴った。ユダヤ人人体実験などのかなり暗い面が日本の負の遺産の展示に比べてとても直接的な表現されていた。当時のシャワー室(ガス室ではない)やトイレなどの遺構がそのまま展示室になっており当時の行為の爪痕と共に伝わってきた。

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途中のSAで水を買いつつ運転手交代。余談だがこの国はSAでビールが売られている上水よりも安い。ここから私の人生左ハンドル右通行運転が始まったのだが、同乗者には誠に申し訳ないことをした。右合流、ラウンドアバウトなど日本ではなかなかやることのない交通ルールが多く警察に見られていたらつかまるであろうことを3度ほどやってしまった。それでも少し走ると慣れてきて、西ドイツの雪山の景色を楽しみながら走ることもできた。リヒテンシュタイン城に着いて駐車代2€を支払う。この辺りから大雪が降りだし、道も白くなり始めていたので非常に寒かった。正門のところで受付のおばさんに8€の入場代を払うと入場するための鍵を持ってきて途中のガイドツアーに組み込んでくれたがドイツ語なので一切わからず、気にしてくれたのかガイドさんが流暢な英語で最低限の説明をしてくれた。初めから英語で全部話してほしい。一応日本語のガイドペーパーがあったのでツアーとしては申し分なかったが内部の撮影がNGだったのが残念だ。現領主が中世の甲冑を集めたコーナーに日本の甲冑も置かれていた。トクナガの鎧らしいけど検索するまで知らなかった。

がけっぷちに建つリヒテンシュタイン城を見てどう建てたのか、「元々普通の山だったところに建てて切り崩した説」とか喋っていた。

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今日の宿、シュトゥットガルトのa&o hostelに向かう。ホステルは相部屋形式があるかもしれないと聞いていたがそんなことはなかった。久しぶりに2段ベッドに寝れてテンションが上がる。
夕食は路線バスで2駅行ったところにあるcarls brauhausというドイツ料理店へ。対応してくれた兄ちゃんがものすごく親切でわかりやすい英語を話してくれた上ノリが良かった。「飲んでないじゃないか!せっかく来たなら飲まないと!」的なことを言われてついビールを飲みすぎてしまい外国で相当酔ってしまった。ソーセージやチーズを頼んだのだが、量がわかっていないので頼みすぎてしまい、その兄ちゃんに途中でオーダーを止められて「よしじゃあそれをみんなで分けろ皿5枚持って来てやるから」みたいなことを言われた。イギリスの飯に慣れていたので本当に感動する美味しさだった。ソーセージはちゃんと肉汁が出てくるし、野菜はみずみずしく味がある。ドレッシングも変な味がしない。チーズも日本で食べるものより美味しい。しかもイギリスより物価が安く、ビール1.5lに肉やらチーズやらたらふく食べて3400円程度とこの旅行で一番いい食事が出来た。
食後、酔った勢いで近くの風俗街的なところを歩いてみた。あまりに怖くてすぐに帰ったけれど、海外の風俗レポとか書いてる人の底知れない勇気に感服する。

ヨーロッパ周遊+αの旅③ スコットランド編1

 

卒業旅行5日目
この日はヒースロー空港から飛行機でスコットランドネス湖ほとりにあるインヴァネスに向かう。この街では本場のスコッチを飲むこと、ネッシーに会うことが目的である。
6時に起き、10時発の飛行機に搭乗。12時にインヴァネス空港に到着。平屋建てにプロペラ機だらけ、イミグレーション1箇所、タラップもないというまさしく調布飛行場のような空港で驚いた。併設のレストランで地ビール的な赤いビールを飲みつつバーガーを食べた。

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空港からタクシーで市内の駅へ。歩き方には10〜12£で行けると買いてあったが25£ほど取られた。
宿に向かう前に、替えの服をあまり持ってこなかった友人の服を買いに駅前のショッピングモールへ。結局スコットランドにまできてh&mの7£の服を買っていた。
今日の宿は98church st.という3階建の一軒家だ。2階にはリビング、キッチンまで揃っていたので近くのスーパーで食材の買い出しに。ペンネ、ベーコン、トマト缶、生ハム、瓶ビールを買い込み旅行の度に作っているパスタを作成、正直イギリスで一番うまい飯だったかもしれない。宿のオーナーさんが置いてくださった手紙に日本語が書かれていた。海外旅行中に日本語を見ると嬉しくなるのはなぜだろう。

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「2日間で飲もう」と買ってきたスコッチウイスキーの瓶を一晩で開けきった辺りから寝落ちし始め、いつしかソファで眠っていた。隣で寝ていた友人の寝相に蹴り飛ばされたお陰で起きてベッドに移動できたので良しとしよう。

 

卒業旅行6日目
インヴァネス2日目。今日はジャコバイトクルーズというツアーに参加してネス湖周辺を巡る。
ゆったり8:30に起床しインヴァネス駅前の集合場所へ。インフォメーションセンターで予約表を見せたら「1番バス停に行け」と言われたのに2番バス停に来た。
バス車内では引率者のグリーグ(多分)というおっさんがひたすら北部訛りの英語(そういうことにしたい)で色々見どころの紹介をしてくれていたが3%くらいしか聞き取れなかった。挙句、英語を介さないことを心配され、バスから降りる度に集合時間の確認をされた。言葉がわからない分、わかる単語に敏感になっていたので集合時間は聞き取れていたが申し訳ない気分になった。
ウォーリアーという船に乗り込みネス湖を行く。ほとりにあるアーカード城という古城に入る予定だったがなぜか(多分言ってたと思うけど聞き取れなかった)入れなかったので、船の上から城を眺めて自撮りをしたりした。

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風があまりにも強く、一昨年行ったアラスカもかくやという程だったが、風がやめば何のことはない北海道の少し北くらいである。船内ではガイドがなにかの説明を延々したり民族歌謡的なものを歌っていたが一切わからなかったし聞き取ろうとする気もなかった。道中loch ness center&exhibition experienceという博物館的なところでネッシー調査についての映像を見た。日本語で書かれた内容の要約文が配布されていて内容は理解できたがアナウンスの方は一切理解できなかった。博物館の前に置いてあったネッシーの像がやけに怖かった。

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昼に街に戻ってきて14時頃から、近くのホテルに突撃してアフタヌーンティーを食べに行った。一切計画していなかったので「invanes afternoontea」で検索して一番近いところに行った。入店した後にこの店のアフタヌーンティーは予約限定なのではないかという疑惑が浮上したが、オーダーを聞かれた時に「アフタヌーンティーを食べたい」と言ったらわざわざ裏に聞きにいってくれた。無事4人分(甘いものを食べれない1人は別の店に向かった)のアフタヌーンティーを出してもらったが、その量が尋常ではなかった。私含めて全員甘党を自称していたが1段目を食べた時点でフォークを持つ手が重くなり、私は最後、鼓動が早くなる程に甘さに苦しめられた。聞きかじった食べ方のマナーに「下段(サンドウィッチ)から中段(スコーン)上段(スイーツ)の順で食べろ」と書いてありそれに従った結果、甘さをリセットするサンドウィッチがなくなり非常に苦しい思いをした。最後のスコーンを食べている間など、これがサンドウィッチになればすぐに食べ終わると文句を垂れながら食べていた。ちなみに無事完食し、4人で64£程。格安である。

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2時間ほどかかった死闘の末腹ごしらえをしつつ宿へ。イギリスに来た以上パブに行かないとということで宿の近くのパブで明日からのドイツのことを話しつつビールとスコッチを飲んだ。

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明日はヒースロー、ミュンヘンへの移動日なので少し夜更かしをしつつ洗濯と掃除をして就寝。

 

ヨーロッパ周遊+αの旅② イギリス編-2

卒業旅行3日目
この日も雨。5時起床。6時にホテルを出てレンタカーを借りに行く。併設のサブウェイでコーヒーをこぼして酷い目にあった。狭いレンタカーに5人乗り込んで出発…しようとしたが、サイドブレーキの場所諸々一切わからず結局予定より1時間遅れで出発した。
当初予定していたハートフィールドというプーさんの舞台になった村は時間の都合で飛ばしてストーンヘンジへ。さすが世界遺産と言うべきかしっかり日本語のパンフレットも用意されていた。ふらつくくらい風が強かったが、バスに乗りストーンヘンジの近くへ行くと日本人観光客のグループと何度かすれ違った。ストーンヘンジ型のチョコレートをお土産に買った。ストーンヘンジと聞くとあの積まれた石だけをイメージしがちだが、あれ以外にも当時の人々の家の遺構もありそちらも十分楽しめる。

これこそストーンヘンジだというような写真を撮ることが出来た。曇天がいい味を出している。


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今日の宿はオックスフォード郊外にあるのでそのままそこへ向かう。童話の世界に出てくるようなレンガ作り2階建てのおしゃれな建物でパブも併設されている宿だ。

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地球の歩き方を読んでいたらオックスフォードのクライストチャーチハリーポッターの食堂シーンのロケが行われていたと言うことを知り行こうとしたが、時間が足りず敢え無く断念。車で夕飯を食べに行った。少しおしゃれな感じのする店に行ったが結局はイギリス飯。オニオンスープとトンカツのようなものを注文したが、オニオンスープは良いとして安売りの肉のようなトンカツに£30出したと思うと日本食が恋しくなる。イギリスにいる間は仕方がない。思い返せば店内でおばさんが大笑いしていたしそれほどの店でもなかったのかもしれない、いい店ならうまい保証もないけれど。

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卒業旅行4日目
7時起床。今日はロンドンの西にあるコッツウォルズという地方に向かう。ここは昔ながらのイギリスの街並みがそのまま保存されているところで、イギリス1美しい街並みと言われているバイブリーという村もある。
グロスターという村のグロスター大聖堂の廊下はホグワーツの廊下のロケで使われていることを知り、前夜のリベンジで向かった。ちゃんとした日本語の案内紙があり、やはり日本人観光客の需要があることとハリーポッターの影響の強さを感じた。ロケ地の廊下では撮影されたシーンを紹介するパソコンが置かれており大興奮した私は友人と共に同じポーズで写真を撮ることに。ハリーとロンが話しながら歩いてくるシーン、クレィルがスネイプに胸倉を掴まれているシーンを再現した。あまり観光客もいなかったのでいい写真になったと思う。

外観もホグワーツ感に溢れている。塔の上とか絶対フクロウ小屋だと思う。

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本来なら次にストラトフォードアポンエイボンというシェイクスピア生誕の地に向かう予定だったが時間が押していたため、バイブリーへ。アーリントン・ロウという街並みは14世紀に建てられたものがそのまま使われており、現在はコテージになっているようだ。綺麗な小川が流れており、ホテルもあるなど小さいながら観光地として出来上がっていた。イギリス1美しい街並みと称えられた景色は確かにその通りで、古い町並みに流れる小川と小さな橋に曇り空がマッチして、暗い自然の美しさのあるイギリスの田舎町然としていた。地球の歩き方に載っていた撮影スポットからアーリントン・ロウの街並みを写すと本当にらしいものになった。教会は歩き方にも載っていなかったがこじんまりとしたいい感じの場所で、中から子供たちの声が聞こえていたから保育所なども兼ねているのかもしれない。

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そのまま2時間ほど北上してノーザンプトンという街へ。ここは革靴工場が多くあり、私は一切知らないが有名なブランド靴を日本よりかなり安く買えるという。友人の1人が革靴を買いたいというので向かった。たしかトリッカーズというブランドで5万円くらいの靴を買っていたと思う。it's my size!!!とか叫んでてめちゃくちゃ面白かった。アジア人の若者5人がぞろぞろと入れるような店ではなかったが、心の中で謝りつつ場違い感を黙殺して普段なら触れることもない高級皮靴を眺めていると一切興味はなかったはずが欲しくなってくるから不思議である。旅行中とはいえ5万円ポンと出せるほどは財布の紐を緩めていなかったので買わなかったが、たしかに好きならば買いたくなる魅力はあった。
今晩の宿、ヒースロー空港の近くのazizManzilというairBへ。オーナーに「ベッド4人分だけどお前ら5人どうやって寝るんだ?」と聞かれ「ソファで寝るからタオルケットだけくれ」と答えて笑われた。部屋のど真ん中に洗濯紐を通して服を大量に干しつつ料理をする我々は宿泊というより生活をしていた。
空港内の M&Sというスーパーで買ったギネスビールと冷食ピザを備え付けのオーブンで焼いた。以前アメリカに行った時も同じようなことをした甲斐あってか程よい焼き加減になった。前回のサンタフェで起きた「焼いてくれたら食うから焼いてくれ寝落ち事件」とほぼ同じメンバーだったので不安だったが、今回はちゃんと起きて食ってくれた。明日の6時起きに備えて日付変わるあたりで就寝。

 

「焼いてくれたら食うから焼いてくれ寝落ち事件」↓

wwgogo.hatenablog.com

 

 

 

ヨーロッパ周遊+αの旅① イギリス編-1

卒業旅行1日目

あいにくの雨。3:30起床。4:30発の羽田行きリムジンに乗り8:30発中国国際航空北京行きに搭乗。普段ならシートモニターの映画で時間を潰すのだが、言語が英中仏しかなかったので諦めて地球の歩き方を読んでいた。

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ソウル上空できれいに北朝鮮領を避ける図。中国機ならまさかと思ったけどそんなことはなかった。
北京からロンドンに行く飛行機が1時間遅れていたのでスタバでカプチーノとスコーンを食べた。北京空港内のほとんどの自販機は人民元か中国の電子マネーがないと使えないので注意、搭乗ゲート近くの自販機でクレカが使えたはず。
15時に搭乗。機内食を食べてすぐに寝たが時差ボケ対策で仮眠程度に留めて、地球の歩き方を読んだり写真を見返したりして暇を潰した。2度目の機内食で抹茶プリンらしきものが出されて少し嬉しかった。

ヒースロー空港に着いたが宿まで電車で45分くらいかかるので真っ先に宿に向かう。途中のコンビニで水とサンドウィッチを買ってすぐに寝た。思えばこの食事が「メシマズ大国イギリス」での最初の食事だったわけだが、パンはぼそぼそ、チーズは青臭い、何かの肉は無味で初めからその猛威の片鱗を見せつけていたのだなあ。

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宿の最寄り駅。この辺の治安が非常に悪く、周囲は落書きだらけでガラの悪い人がたくさんいたので怖かった。

 

卒業旅行2日目

快晴。午後から雨らしいので傘を持ったらカバンが重い。
8時前に起きて宿の朝食へ。ちょうど席が空いたのだが、前に食べていた人たちが「どうやったらそこまで喰い散らせるのか」というくらいに零していて給仕さんが大変そうだった。世界一のメシマズ大国なので、無難なパンとカフェラテを食べた。一つだけ食べたウインナーはフランスパンのような食感で肉汁0だった。
9時頃出発。まずはウェストミンスター大聖堂とビックベンに向かった。

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大聖堂に入る気満々だったが入場料20£を他のメンバー全員が嫌がったので断念。しかもビックベンは工事中で時計しか見れず。その後向かったバッキンガム宮殿の衛兵交代式も行われない日だったと、リサーチ不足が露呈した。交代式は自分たちと同じような観光客が大勢群れを成しており、諦めた人たちが時々撤収していた。自分たちも撤収しようとしたところ小さな騎馬隊が通り、それに興奮してしまって余計時間を食った。f:id:aiz4ryhe:20190322190606j:plain
次に9 3/4番線があるキングズクロス駅に向かう。9番線前にあるハリーポッターショップには9 3/4番線とそこに吸い込まれるカートが作られており、そこで寮のマフラーを巻いて写真を撮ってもらえる。ハリーポッタークイズを出し合いながら30分くらい並んでグリフィンドールのマフラーで撮ってもらった。

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次の大映博物に向かう途中のパブでビールとフィッシュ&チップスを食べた。かなり日本人向けの味付けだった(イギリス比)、イギリスで一番うまい飯だったと思う。時間が非常に推していたため、大英博物館はこれからエジプトにも行くということでロゼッタストーンだけ覗いた。
帰りはテムズ河を船で遡上した。河から見るロンドンの街は視点が低いからかやけに不思議な感覚だった。
途中下車してピカデリーサークルに行き「the ロンドン」の街並みを歩きつつsuperdryのショップで服を見た。「極度乾燥(しなさい)」と書かれている服が多く売られているが、最近は中国人の方が多いからなのか中国語の服の方が多かったような気もする。他にも「自動車潤滑」やスーパードライ繋がりなのか「黒ラベル」と書かれたものも沢山売られていた、日本人が英字ロゴを着るのと同じような感覚なのだろうか。

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今日も夕飯はコンビニで買った。チョコクロワッサン4つ入りはまあ日本で食べるのと同じくらいの味だった。

アメリカ1/3横断の旅④(サンタフェ→アルバカーキ、帰国編)

7日目。最終日。

5時頃目が覚めたのでベランダから朝のサンタフェを拝む。

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ホテルで朝食を食べようとしたらそれにしては高かったので、街を散歩して美味しそうなものをブランチとすることに決定。この日は昨日入りそびれたロレット教会に行く、のだがその通り道の祭り会場でjumbo smork turkey legs を食べた。アメリカンサイズにjumboと付くのだからさぞかし大きいのだろうと覚悟はしていたが、想像の2倍のものが出てきた。食べ物をみて肝を冷やしたのは人生で初めてだ。

手を油だらけにしたのでホテルで手を洗ってから再度教会へ行くと、同じく観光客が入場待ち列を作っていた。待ち列に様々な言語で「奇跡か、それとも建築の粋か」(恐らく螺旋階段のことだろう)と書いてあったのが印象的だ。4$を払い中に入ると、観光客向けのミサか何かが始まろうとしていた。時間さえ許せば聴きたかったしそうするのがマナーだろうが、15分程度しか滞在時間が取れなかったため撤収した。教会に入ったのは中学生ぶりだと思うので雰囲気が懐かしかった。カトリックのミッションスクールに通っていたことがあるので未だに教会に入ると心が落ち着く。

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宿に戻りつつ道中にあるお土産店へ。店員のおばあちゃんが「私日本語知ってるよ、おはよう、ありがとう」と話しかけてきたのを覚えている。

そろそろ時間が迫っていたが、帰り道にあるハーゲンダッツの店へ。スモールが日本で市販されているサイズである。イートインスペースがあり、私はラズベリーソルベ(せっかくなのでミディアムにした)を死ぬ思いで食べきった。

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12時にチェックアウトし、空港のある隣町アルバカーキへ。しかし飛行機は明日の6時発なので空港泊である。過酷な戦いに備えつつお土産を買いにウォルマートを3軒回るもまだ時間を持て余し、横にあったホームセンターにも立ち寄った。ここで2日目に追加注文されたトレーダージョーズのエコバッグを買いに行ったのだが、日本人4人がエコバッグだけ10枚近く買うのはあまり異様であり、店員と「なんでこんなに買うの?」「日本で人気らしい」みたいな会話をする羽目になった。アメリカのホームセンターは初めて来たが、正直日本のそれを敷地、商品、客全て2,3倍したようなものであまり目新しさはなかった。

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夕食はhootersというファミレスとバーの中間のような店へ。詳しくは各自検索していただきたいが、大変良い時間を味わさせていただいた。ただしサンドウィッチを頼んだのにタコスが出てきたのだけは納得がいかない。下の写真は「マヒマヒサンドウィッチ」である。

これをアメリカでの最後の晩餐としアルバカーキ国際空港へ移動、徹夜の始まりである。なお友人が起きてるのを良いことに3時間ほど寝た。

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空港泊は本当に暇なもので店も閉まり人もいない、あるものはwifiのみということでポケモンGOをひたすらやっていた。空港にはジムが4つあったので全て制覇しつつ、北米限定ポケモンケンタロスを探したが結局見つからなかった。写真はジムを全制覇した図。

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アルバカーキからダラスまで飛行機で2時間、そこから1時間で成田行きに乗り換える。ダラスのスタバでsalty caramel Mocha Frappucinoを飲みながら免税店を巡り、結局この空港で「ドル使わなきゃ」と自分に言い訳しつつ30$程落としてから成田行きに搭乗。

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飛行機の中でアメリカの酒飲み納めしようとアテンダントにビールを頼んだら年齢確認をされた。サンタフェで「高校生か?」と聞かれたことがあったが日本人は幼く見えるのだろうか?

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15時頃成田着。なぜか翌日から北海道旅行が控えているので帰って即寝ることにする。

アメリカ1/3横断の旅③(フラッグスタッフ→サンタフェ編)

5日目。この日はフラッグスタッフを出て次の町、サンタフェを目指す。唯一美味しいサラダの町ということで非常に楽しみである。いや楽しみな理由は他にちゃんとあるのだが。

出発前にウォルマートで水を補給した。最初の目的地はアリゾナ大隕石孔である。何もない荒野を1時間ほど走ると山のようなものが見えるが、これがクレーターだ。18$を払い中に入ると博物館と展望台があり、博物館の方は宇宙に関する説明を英語で読んでもさっぱりだったので早々に展望台に移動した。日本なら仮にクレーターがなくても十分観光地になるだろう絶景の中で備え付けの双眼鏡を覗くと、クレーターの観測施設や隕石が落ちた穴なとが見える。残念ながら一番下まで降りることはできなかったがそのスケールは圧巻であった。

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次に目指すのはペトリファイドフォレスト。こんなところ日本人が来るわけないと思っていたのだが入場ゲートで日本語のパンフレットを渡されて驚いた。年間何人くらいが来るのだろうか。名前の通り木の化石が砂漠の中に転がっている異様な光景が広がる国立公園だ。まさに叩きつけられる自然という表現が正しい。化石になった木は、遠目に見ると明らかに朽木なのだが近寄ると石のきらめきと白、赤、黒などに色付いており、石であることがわかる。車道の横に遊歩道が整備されているがそこは砂漠の真ん中である。注意書きに「車外に行くときは必ず水を携帯し帽子をかぶること」と書いてあったが、帽子を持っていなかったので私が感じた暑さはそれ以上であった。水曜どうでしょうではまだ遊歩道がなかったのか木に触れたり座ったりしていたが、それが出来なくなったのは残念だった。自然保護のために仕方ないというか当然のことなのだが。

公園入り口と最奥にビジターセンターがあり、そこでインディアンの工芸品が多く販売されていた。見る分には美しいアクセサリーがあったが、日本でつける勇気は出なかったので購入は見送った。そんな高いものでもなかったし記念に買っておけばよかったかもしれない。

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実は公園の手前で引き返す予定だったので時間が大幅に遅れ、サンタフェの手前の町アルバカーキに着く頃には日が暮れてしまっていた。サンタフェの夕暮れが美しいと聞いていたので是非見たかったがそれは明日に回すとして、その代わりにアルバカーキの夜景を見ることができた。荒野の中に突然広がる都市の明かりは一見の価値ありだ。

さてサンタフェに20時頃着き…と思っていたのだが、アリゾナ州ニューメキシコ州の間で1時間の時差があり既に21時になっていたことを、ホテルロビーの時計で知る。慌ててホテルの横にあったスーパーで冷凍食品のピザと白身魚(多分タラ)、ビールを購入し食事をとった後就寝した。ピザはオーブンがなかったのでフライパンで焼いた。「焼いてくれるなら食べる」と言ったのに焼いてる間に寝た友人は絶対に許さない。

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余談だが、この街は英語圏外の観光客があまり来ないのか、こちらが英語を介さないと分かってもそのまままくし立てられる。ロビーの説明も5%くらい(朝食の場所と部屋番号)しかわからなかったので、もし行く方がいれば頑張ってほしい。


6日目。この日はサンタフェ市内をゆっくり観光する。朝食は恐らくホテルで出ているのだが説明がよくわからなかったので、前日焼いて食べなかったピザを2枚食べた。日本人の胃には優しくない生活だ。

観光に出る前にウォルマートに立ち寄り飲料水を確保。24本2.49$で格安。やはり生活必需品だからであろう。

最初の目的地はランチョデタオスという地域にある、San Francisco de asis churchという名の土造りの教会。観光地化されていないせいで近づく事すら難しかったが小さいながらも立派な教会である。ただ中に入れない雰囲気が漂っており、残念ながら内装を拝むことはできなかった。

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隣にあったメキシコ料理の店で昼食。beef and beans burritoなんたらを頼んだら、ビーフは美味いものの謎の豆があんこの味を5倍くらいに薄めた味で申し訳ないが口に合わない。トイレの場所を教えてもらうために店員と会話して初めて真っ当に英語を使った気がする。

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その後今日泊まるホテルEl Doradoにチェックイン。およそ分不相応な感じ漂う高級…どのくらいかというとどこかの結婚式の披露宴をやっていたり、駐車場に自分で止める必要がない(係員がやってくれる)ようなところだ。ちなみに駐車場係員に話しかけたら「俺は今休憩中だから受け付けないよ」的なことを言われて追い返された。羨ましい。

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さて散策である。この街は店、道全ての規模が日本サイズで多くの人が出歩いていてそれもあって非常に治安がいい。この日はfiesta de Santa Fe というお祭りが開かれていて出店やバンド、飲食店が軒を連ねて活況に包まれていた。出店ではメキシコ料理やおぞましい色のお菓子にアイス、アクセサリーが売られていた。ここは夜に起きる一件の舞台となる。

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会場を後にして向かったのはサンミゲル教会、アメリカ最古の教会である。結婚式場としても使われているようで、チャペルの鐘が町中に響いていた。またここの裏にはoldest houseと呼ばれるアメリカ最古の家がお土産屋として残っており、歴史好きとして思うところがあった。

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サンミゲル教会の近くにはロレット教会がある。ここは支柱のない螺旋階段が設置されていて「サンタフェの奇跡」とも呼ばれる。ここを訪れた時はちょうど結婚式が開かれていたので明日に回すことにした。その後は街並みを眺めながら商店街を散策。裏路地にも沢山の店があり、つい民族チックな模様が取り入れられた毛布を買ってしまった。

夕食はホテルの近くのバーでバーガーとビールを飲んだ。店員がとても親切で英語が通じないとみるや身振り手振りで説明してくれ、ビールの注文に至っては3種類程試飲させてくれた。「この店で一番人気のビールをくれ」という厚かましい注文にも応えてくれた。運ばれてきたIPAはあいにく私の口に合わなかったが、友人は美味い美味いと飲んでいた。

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ホテルに戻る前に先ほどの祭りをもう一度覗こうということでそちらに向かったのだが、そこでちょうどバンド演奏が行われていたので観客に混じってみたが驚いた。演奏が始まると同時に30人ほどの観客が突然踊り出したのである。若い女性や中年夫婦がおもいおもいの動きでバンドを盛り上げる姿に、この旅行中最大の国民性をみた。1曲を除いて知らない曲だったが、それでも自然と彼らの動きに乗せられてしまうような空気がある土地柄が観光客に話しかけてくる理由の一端なのではないだろうか。

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明日はそこまで早起きではないのだが、疲れによって早めに就寝。どうでも良いが4人全員しっかり歯磨きして寝た日がない気がする。毎晩誰かしら風呂待ち中に寝落ちしている。

 

アメリカ1/3横断の旅②(フラッグスタッフ・グランドキャニオン編)

3日目。7時にホテルを出てフラッグスタッフというグランドキャニオンの南にある街へ向かう。出発直前にスタバでトリプルモカフラペチーノを注文したところ日本のクリーム増量以上に盛られた。

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ネバダ州とアリゾナ州の境にあるフーヴァーダムに立ち寄り観光した。黒部ダムの5倍の発電力を有する1931年着工36年完成の巨大ダム(地球の歩き方参照)はやはり圧巻である。ここでそれぞれの州の間の時差(1時間)があるはずで実際Nevada timeとArizona timeと書かれた時計が二つ並んでいたのだが、アリゾナサマータイムを導入していなかったので同じ時間を示していた。この時はそれを知らなかったので「両方電波時計ネバダ時間を拾ったのでは」「ネバダから来た職員がなにも考えずに合わせたのでは」とか馬鹿な話をしていた。

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アリゾナ州に入り40号線をひたすら東へ走り、キングマンという町からいわゆるルート66に入る。ここで昼食にステーキを食べた。8オンスという常識的な量、当然の如くついてくるポテトもマックのLサイズ程度という良心的な量だった。ただ前菜として出てきた豆を煮詰めたものがなんだったのか謎である。

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ルート66ビジターセンターもあり、その歴史を紹介するミュージアムやマークをあしらったTシャツなんかを売っていた。なぜかこの国のお土産屋にはTシャツとマグネットとキーホルダーが必ず置いてある。ルート66のマークが道に描かれたところで写真を撮りたいと思っていたのだが、街中山道どこにもそのポイントがなく残念だった。貨物列車(サンタフェ鉄道というらしい)が並走している区間があり、通るたび編成数を数えたのだが150は下らない。調べたところ北米の貨物列車は7kmを超えるものもあるという。日本の旅客車両が1両20m程度らしいので、8〜10両編成だと200m程度。貨物と旅客を比べるのも変だがその長大さのイメージはしやすいと思う。

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さてフラッグスタッフの宿に着き夕飯の買い出し(自炊)をした。なぜかパスタを作るのが定番となっている。今回作ったのはミネストローネとアヒージョなのだが、材料が揃わなかった割になかなかどうして美味しかった。茹ですぎと唐辛子入れすぎの反省を明日に活かそうと決心しつつ、5時起きに備え早めに就寝。

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4日目。グランドキャニオンを目指し無事5時に起き6時に宿を出た。まだ陽も出ていなかったので半袖で出たら冬のような寒さだった。道中のマックに寄って朝マック的なものを食べたのだが、ソーセージマクマフィンとドリンクで2$という格安であった。ちなみにこの国のドリンクは空のコップを渡されてドリンクバーの様に好きな飲み物を注ぐのだ。注文の際に「coke please.」と言って勝手にスプライトを飲んでも問題ない。(少なくとも何か言われたことはない)

9時前にgrand canyon national parkに到着。ゲートで35$を払うと日本語のパンフレットを渡された。流石世界遺産ともなれば日本人観光客も多いのかと思うとともに、ラスベガスからレンタカーで来る人はどのくらいいるのかと心の中で笑っていた。

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さてパーク内を車で進みホースシューベンドを目指す。一度は写真を見たことがあるであろう撮影の名所である。駐車場から砂と岩の砂漠を20分ほど歩いたところにあるフォトスポットに行くだけで靴の中がザラザラになった。ここは一部柵が設置されておらず、自己責任でどこまでも近づくことができる。私は小心者だがせっかくなので蛮勇を振るい崖に腰掛けてみた。下の川を通るカヌーが米粒のように見える高さ、後ろからは人の気配、かなりの恐怖であったが一度はやってみてほしい。二度と味わえない感動がある。

やはり名所ということで日本人のグループと2,3組すれ違ったのだが、その中の1つが我々のような男子大学生グループでありしかもレンタカーで旅をしているようだった。昼に寄った田舎のマックにいたから間違いないだろう、真っ当な旅行者はそんな所で食事をしない。

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この後はグランドキャニオン探索のメイン、navajo tourである。これはグランドキャニオンの谷底を歩ける人気のツアーなのだが、そこに行くのにジープのようなトラックでオフロードを15分ほど揺られないといけない。「眼鏡、帽子、カメラその他落としても止まらないからな。俺を脅しても止まらないからな。」と話すガイドが印象的だった。台湾人2人、欧州人2人、日本人4人でまとめられ谷底を進む。ガイドが色んな説明を(9割聞き取れないが)してくれる。「ここの光がクマに見える」「ここの岩がリンカーンの横顔」「6,7月は太陽光が谷底に注いでレーザーみたいで綺麗なんだ」「クレイジーな奴が自分のイニシャルを彫りやがった」中でも印象的だったのは「あそこがワシの巣で糞害がすごいから撃ち殺した」自然保護と観光資源の釣り合いの難しさである。

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このツアーが終われば後は帰るだけなのだが、ここでトラブルが起きる。街と街のど真ん中(両方から50kmほどの地点)でガソリンランプが点灯したのだ。要するにガス欠寸前である。なんとか街のはずれにあるスタンドに間に合ったものの、ポケットwifiすら借りていない身としては肝を冷やした。

無事帰り着き、夕食。この日はミートパスタ、サラダ、アヒージョに各々好きな酒である。酒はコンビニで買ったのだが、ここでもパスポートの提示が求められた。客がいない間は気を抜いている代わりに徹底した仕事ぶりである。

パスタを600gまとめて茹でたらアルデンテの3倍くらい硬く、サラダはSanta Fe styleが売り切れており代わりのshefが非常に不味かった。おまけに疲労と酔いで全員風呂にも入らず眠ってしまった。思い返すとこの夕食が一番しんどかった気がする。

 

アメリカ1/3横断の旅①(ラスベガス編)

9/3~9/10の8日間、友人たちと4人でアメリカを旅行した。「水曜どうでしょう」という番組でやっていたアメリカレンタカー横断という企画を真似しようとしたのだが日程と労力の不足を感じ1/3程で帰国したのだが、今回はその旅行記を書いてみようと思う。

旅程は以下の通りである。

1日目 羽田発、ロサンゼルス着。国内線でラスベガスへ

2日目 ラスベガス観光

3日目 ラスベガス発、レンタカーでフラッグスタッフ

4日目 フラッグスタッフからグランドキャニオン観光

5日目 フラッグスタッフ発、レンタカーでサンタフェ

6日目 サンタフェ観光

7日目 サンタフェ発、レンタカーでアルバカーキ

8,9日目 アルバカーキ発、国内線でダラスへ。ダラスから成田へ帰国。


1日目。羽田からアメリカン航空に乗り一度ロサンゼルスへ飛び、そこから国内線でラスベガスのマッカラン国際空港へ。国内線への乗り継ぎの際チケットが見つからずいきなり旅の壁にぶち当たった。ラスベガス空港近くのレンタカーを借り、ルクソールホテル(RUXOR)へ。

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ルクソールといえばエジプトを想像する人も多いと思うがその名の通りピラミッド型をしたホテルであり、内装もヒエログリフや太陽神殿が再現されているため「ピラミッドパワーでカジノも当たるのではないか」という気分になる(なるか?)。ちなみに隣のホテルは銃乱射事件の舞台となったマンダレイベイであり、大勢の死者が出た広場の近くでもあるのだが、そんなことがあったとは微塵も感じない活気に包まれていた。

この時点で午後だったので少し休んだ後夕食を食べにホテル近くを散歩。stock shackというハンバーガー店で夕食。ビール飲みたくてbeerを頼んだらroot beerが出てきた。

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その後ホテルに戻り併設のカジノへ。某番組を真似して50$1本勝負開始。ブラックジャックがめちゃくちゃ面白かった。ディーラーの手つきを見てるだけで快感である。あのチップ1枚500円ちょい、プラスチックの板だからなにも思わないけど500円玉を積んでいくのと同じだと思うと人間は愚かだと思う。ちなみに40分くらいで全部溶けた。失意の内に就寝。


2日目。予定より2時間ほど早く起きたので1階にあるコンビニに軽食と飲み物を買いに行ったところ、ベガス価格というべきかジュース2本とサンドイッチ1つで25$近く取られて呆気にとられた。朝食に買っておいたサラダ(Santa Fe style)を食べる。アメリカのスーパーで売ってるサラダはどれもこれも変な味だったり知らない野菜が入ってるのだがこれだけは日本で食えなくもなさそうな味がして美味い。奥に見えるのはsunnyDというジュース。オレンジ、ミックス、ベリーの味があるがオレンジ味だけ小さいパックをお土産にするくらいには美味しい。

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母からお土産に頼まれていたトレーダージョーズのエコバッグを購入。買った報告したら追加で3枚買ってきてくれと言われてキレた。昼食はSAKANA SUSHIという寿司屋へ。去年アラスカで酷く不味い海鮮丼を食べたのでどんなものかと怖いもの見たさだったが本格的でうまかった。tobikoを注文したらキャビア(?)が乗っていたことと、メニューをみても何の魚なのかわからない事以外は完璧。日本でもいけると思う。f:id:aiz4ryhe:20180917141744j:image
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その後、「アメリカ行ったら実銃撃ってみたい」という思いつきで予約しておいたthe GUN STOREでハンドガンと自動小銃2丁を体験した。耳あてとゴーグルで防備を固めた感想は大袈裟だと思ったが1発撃ってみるとものすごい音と衝撃、思わず体が仰け反るほどである。自動小銃に至っては肩が痛くなる気すらする。

ちなみに的のデザインを選べるのだが、その中に某北の指導者モチーフの人物が描かれているものがあり自由の国を強く感じた。


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この日の夜はホテル近くのフードコート内でピザを食べた。1切れ8$でかなり高いと思いきやかなり大きなサイズ、これに800mlほどのコーラ(その他炭酸系)が強制的についてくるから満腹である。

さてカジノリベンジ、この日も50$を握りしめブラックジャックへ。友人が100$溶かしているのを横目に見ながら50$を76$にできたので昨日と合わせて100$が76$になった。まあリベンジ成功と思っておこう。

日付変わったあたりでもう一度遊びに行きたかったのだが、疲れたのでシャワー浴びてベッドに倒れこんだ。