9号車乗り場

9号車乗り場

旅行記やら日記やら

カロリーメイト

 私は勉学の面で追い込まれたときにやることがあります。スマホを持たず、市の自習室に籠るというものです。

 大学推薦のかかった高校の定期試験、期限ぎりぎりのレポート、そして卒業のかかった大学4年生の時の再履修の韓国語の期末試験。数々の苦境をこの方法で切り抜けてきたのですが、また窮地に立たされているのです。それは1ヶ月半後に迫った資格試験2つ。1つは基本情報技術者試験、もう1つは色彩検定。そもそも、今年中に基本情報技術者試験に受からないと会社からの査定に響く(若手は取れとお達しが来た)(マネージャーたちはろくに取ってないのに)ので受けざるを得ず、しかも会社命令での受験なのに受験料は自腹ということですこぶるモチベーションはわかないのですが、落ちるとまた受けないといけないので勉強をしているわけです。当然、やる気は持ちません。飽きる。そこで息抜きに違う勉強でもしようと書店で見かけた参考書を手に取りました。それが色彩検定です。実際こちらは前々から少し興味はあったのでそれなりのモチベーションを持って勉強に励むことが出来ています。試験日が基本情報の1週間後であることを除けば、確実に合格できるくらいのやる気はあるのです。

 そう、基本情報の1週間後なのです。

 せっかくテキストを買った以上試験受けないのはないだろうと申し込みはしたものの、冷静に考えるとなかなかハードなスケジュールです。なんかハイになってて「いけるっ!」って思ってしまったんですよね。いけません!(スペシャルウィーク

 

 さて、そんなわけで自習室に籠ってきたのですが、その休憩時間に小腹が減ったのでカロリーメイトを食べました。4本入りの、フルーツ味のやつです。カロリーメイトって特有の香りがしますよね。どの味にも共通する、カロリーメイトの匂い以外の何物でもないあれ。袋を開けた途端にそれが私の鼻腔をくすぐりました。いい匂い。

 私にとってのカロリーメイトは、水泳の大会の出番待ち中に食べるものです。小学生3年間?と高校3年間、しょっちゅう辰巳国際水泳場に行き大会に出ていました。だから、あの匂いを嗅ぐと辰巳のコンクリートベタ打ち観客席に並ぶ堅い黄色いザラザラした座面の椅子が想起されます。それから籠った塩素の匂い、更衣室特有の少し酸えた匂い。観客席からメインプール(よく水泳大会の中継で辰巳が使われるとテレビに映るプールです)に移動するときは、大抵、観客席⇒電光掲示板の裏⇒メインプールの横⇒更衣室⇒サブプール⇒ダイビングプールの横⇒メインプールと移動するのですが、本当にエリアごとに違う匂いがするのです。それがカロリーメイトの匂いをトリガーに順に思いだされて、つい懐かしい気持ちになりながら2本を食べました。

 

 そんなこんなで勉強を進めないといけないのですが、かれこれこの文章を書くのに

もう1時間が経とうとしています。

 先月書き忘れちゃったからね。文章書くの久しぶりなんだよね。