9号車乗り場

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旅行記やら日記やら

入社して一年間が経ったことへの感想文

あっという間ではないにせよ、なかなかの速度で社会人一年目が終わった。

この記事は正直、今現在書くこともなく書く気もしないのだが、入社一週間と一か月の感想記事を書いた時点で、一年後の感想文も書くと決めていたことを思い出したので勢いに任せて書き始めた。

この一年を振り返り、学んだことの整理でもしてみよう。

 

・4月

入社して、出会ったことのない人種を知った。このひと月の話はリアルタイムで記事を書いたのでそちらに任せる。

wwgogo.hatenablog.com

 

 ・5月

研修生活にもなんとなく慣れて、どんどん手を抜き始めた時期だったと思う。基礎の飲み込みはなかなか早い方なので、このあたりでは研修の講師陣からの評価もまずまずで、なんかチームリーダーみたいなのもやっていたと思う。

研修での思い出は、毎日順繰りに行った発表だろうか。前日に与えられたお題に対して翌日までに発表内容を考えて、当日指名されて発表を行う。私はこのころ既に手を抜き始めていたので何も準備することなく当日を迎え、指名され、100%のアドリブで最高評価を手に入れた。それ以来、やけに俺の発表は評価が高かったので一度も準備しなかった。思えば大学のゼミでの発表でも、前夜に準備した発表が褒められたこともあった。大江ちゃん(ゼミの先生)ごめんな。

 

・6月

中旬に外部研修最終日の発表。5月の末からチームを組んで教材に従って実装を進めていった成果物の発表である。

ここまでの発表でやけに評価されていた俺は、どうやら話の内容以上に元気の良さを見られているようだと判断、実際評価点に上がってたし。で、リハーサルのときに同じチームの女の子に言われた言葉「私の声が小さいって言われるの、○君の声がでかいからじゃない??」うーん一里ある、でも講師陣はそのくらいの声量がベストって言ってくれてるし。

無事に外部研修を終え、数日の内部研修の後、現場都合で2週間前倒しで現場配属。研修で扱った内容とかけ離れた難度のコード、年上しかいない環境などにやられる。最初に与えられたタスクを1週間くらいかけて終わらせたことを覚えている。たしか入力エラー時に警告を出す、みたいなやつだった。

 

・7月

以下参照。

wwgogo.hatenablog.com

 つまり大分限界を迎えていたのだ。

 

・8月

なんとなく仕事の雰囲気、立ち回り方を把握し始めたころだったようなきがする。たしか、作業がめちゃくちゃ遅れてすごい残業した週があったのはこの月だった。powershellを使った文字の置換と画面への出力だったと思う。

あと待ち焦がれた夏季休暇。GWが長すぎて有給消化になってキレそうだった。広島に行って台風直撃したやつ。

相変わらず上司からの指示が分からなくて困っていたのもこの時期。

 

・9月

周囲の空気を察する余裕が少し出てきて、現場がめちゃくちゃ暇だということに気が付いた。相変わらず俺は自分の作業が終わらず悲鳴を上げていたけれど。

この時期の思い出は、毎週月曜の進捗報告会での会話内容が何一つ理解できず眠気との闘いを繰り返していたことだろうか。いつごろか、進捗報告会で眠くならなくなっていたが、毎週、どうやって寝ずに切り抜けるかばかり考えていた。メモをとってみるにしても、内容の分からない話のメモをどうやって取るというのか。

 

・10月、11月

このあたりから、作業に慣れたとかではなく、やることがない故に暇になってきた。本番環境でのテスト結果がないと次の作業に入れない、だとか上司が話していたのを覚えているが、正直リリースまでの流れを知らなかったのでなんのこっちゃだった。あまりにも暇で、実際の実装には使わないSQLを書いてみたり、実装済のコードを全部消して書き直すとかやり始めたのもこの時期だったような気がする。

 

・12月、1月

同期に誘われて会社の勉強会に首を突っ込み、そのまま毎週開催される勉強会に参加することになった。最初はめんどくさかったものの、残業代を稼ぎつつ会社からの評価を稼げるということに気が付いてからはなんだかんだそこそこ乗り気で参加できた。普段の業務では扱わない言語やハードを使ったものだったので、単純にほかの社員に出来ないことを学べるのは楽しかった。なにより、現場が同じでない社員と知り合い、話ができるというのは、客先常駐がメインの業務であるうちの会社では貴重な機会なのだ。

 

・2月

初めての現場移動を告げられる。大変暇であったが、ようやくここの現場のシステムの全体像を把握した頃でもあり、ある程度コードの修正にも慣れてきたので次の現場が大変不安だった。特に、次の現場はかなり忙しいと聞かされたので、来月にならないでくれと怯えていた。

次の現場に備えて勉強しといてね、どうせ暇でしょ?と言われたが、なぜかこの月は色んな不具合が発覚しその修正に追われていた。配属されたての俺が実装したコードの修正が発生したのだが、こんな実装に手間取って死にそうになってたのか、と少し成長を実感できた。

 

・3月~

まじで忙しい。最初の配属先でぬるま湯につかりきった体に突然熱湯をかけられ死にそうになった。初めて使うソフトの仕様が分からず、上司も知らないため質問の仕様がない。そもそも検索しても解説ページが少ない。ついさっき、ならネットに聞こうとteratailに投げたところだ。

下旬から、コロナの影響を受け自宅勤務になったが、予想通り全く作業が進まない。私は学生の頃から、スマホを家において図書館に行かないと勉強ができないタイプの人間だったのだが、さすがに今回は家にいないとまずいだろう。というわけで、上司もわからないのをいいことに何とかスケジュールぎりぎりを進んでいる。

 

なるほどこうして一年間を振り返るとどうにも成長が窺えない。確か最初にブラインドタッチができるようになる、みたいな目標を掲げたような記憶があるが、この記事も現状キーボードと見つめ合いながら書いているのが現状だ。

そもそも、正直技術力が上がった様子は若干するものの、多分未経験者でもできる人は半年くらいでこのくらいは出来るだろうし、なるほどこうして振り返ってみるとどうにも成長していないようだ。

人間性はどうか。そもそもこの記事は4月1日に更新しようと思っていた。なのにタイトルだけ書いて一週間下書きに放置していたわけで、後回しにする癖は全く治っていないらしい。何をかいわんや。

 

しかしまぁ、この間同期と通話した時に言われた、「いうて3年目までは下っ端だし出来なくて上等でしょ」は的を射ていると思う。そう、なんせこっちは去年まで日本史を研究していた身、卒論だって『戦陣訓が日本人と日本兵にもたらした影響』である。日本兵が大切にしていた物は天皇でも戦陣訓でもなく家族だったのだ、みたいなことを書いていた様な人間が、突然if(A.equals("1")){云々みたいなことをやっているのだからできなくて上等である。

 

さて後輩が出来た2年目。今年度はどんな一年になるでしょうか。