9号車乗り場

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旅行記やら日記やら

生きていくのに向いていない話

 別に鬱な話でも自殺願望の話でもない。今回話すのは私の体質の話である。

 私は腹が弱い。朝ご飯を食べれば、水を飲めば、アイスを食べれば、湯冷めすれば……腹をこわす場面を挙げればキリがないが、一日に呆れるほどの回数下すこともあるのだ。そんな私が腹を壊しやすいのは、今の時期である。

 こうも連日、太陽とアスファルトに加熱のサンドイッチをされているとやはり水が欲しい、アイスが食べたい、クーラーに当たりたい、など身体を冷やす欲求が湧き出る。衝動に負けて、仮にアイスを食べたとしよう。まず間違いなく腹痛を起こすのだ。そうなるとトイレに籠るしかない。トイレには(少なくとも私の家には)クーラーはおろか扇風機もないから、まるでサウナである。そんな中で10分近く腹痛と格闘する頃には汗だくであり、トイレからようやく解放された私が求めるものは何であろう。言わずもがな冷水である。まず間違いなく腹痛を起こすのだ。……

 夏場、特に最近の様な暑い時期はこのサイクルが日々繰り返されている。さながら無間地獄だ。水を飲まないといけない、しかし飲むと腹を下す。なら部屋を冷やすかとクーラーをつけるとこれまた腹を下す。体質だから仕方ないの一言で済む、というか済まさざるを得ないような愚痴ではあるが、出かけた先でうかつにアイスを食べられないなど、いつ突然腹の爆弾が爆発するかわからない恐怖と戦わないといけない苦しみはいかんともしがたいのだ。店のトイレが比較的自由に使えるという点では、日本人で本当に良かったと思える。

 

 

ああ、暑い。